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歯磨きしてない状態で歯医者に行くのはバレる?

歯磨きしてない状態で歯医者に行くのはバレる?

「あっ、今日は歯医者の予約があるのに朝歯磨きするのを忘れちゃった!」そんなドキッとした経験はありませんか?でも、歯医者さんにはきっとバレてしまうんじゃないかと不安になってしまいますよね。

そもそも歯磨きをしていないことは歯医者にバレるのでしょうか?もしバレるとしたら、どんなところから見抜かれてしまうのでしょう。歯医者に行く前にできる対策はあるのかしら。

こんな疑問や悩みを抱えている方に向けて、歯科医の立場からアドバイスをさせていただきます。この記事を読めば、歯磨きをしないで歯医者に行ってもバレにくくなるコツが分かるはずです。むし歯になるリスクを減らすためのポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

歯磨きをしないで歯医者に行くのはバレるのか気になりますよね

歯医者さんは歯磨き状況を見抜ける

歯医者の先生は、患者さんの口の中を診るプロフェッショナルです。長年の経験と知識から、患者さんの歯磨き状況をすぐに見抜いてしまうのです。たとえ、歯医者に行く直前に歯を磨いても、普段の歯磨き習慣までは隠しきれません。虫歯や歯周病の進行具合、歯垢の付着状況など、さまざまな要素から総合的に判断されるでしょう。ですので、歯磨きをサボっていたことは、残念ながらバレてしまう可能性が高いといえるでしょう。

歯垢の付着具合で歯磨き頻度がわかる

歯垢とは、細菌のかたまりです。この歯垢がどれくらい歯に付着しているかを見れば、その人の歯磨き頻度や磨き方のクセがわかってしまいます。コーヒーや紅茶、タバコのヤニなどで着色した歯垢が目立つ場合は、しばらく歯磨きをしていない証拠といえるでしょう。また、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間に歯垢が溜まっていると、普段からその部分の歯磨きが不十分だとバレてしまいます。歯科衛生士さんが行う歯石除去の際には、こうした歯垢の付着具合がはっきりわかるのです。

口臭から歯磨きのサボりがバレる

歯磨きをしばらくサボっていると、独特の口臭が発生します。歯に付着した歯垢や食べかすが腐敗することで、イヤな臭いを放つようになるのです。一方、毎日きちんと歯磨きをしている人の口臭は穏やかで清潔感があります。ですので、歯医者さんは患者さんの口臭をチェックするだけで、おおよその歯磨き状況を推し量ることができるでしょう。もちろん、病気が原因の口臭もありますが、鼻の利く歯医者さんなら見抜いてしまうはずです。

歯茎の炎症状態から歯磨き習慣を推測

歯磨きが不十分だと、歯茎に炎症が起こります。歯肉が赤く腫れぼったくなったり、歯を磨くとすぐに血が出たりするのが特徴です。この状態を見れば、歯医者さんはすぐに普段の歯磨き習慣が悪いことに気づくでしょう。また、歯周ポケットが深くなっているケースでは、歯周病が進行している証拠です。定期的に歯のクリーニングを受けていないと、こうした歯茎のトラブルを引き起こしやすくなります。炎症がひどい部分は、歯ブラシが当たっていない部分だとバレてしまうのです。

レントゲンで歯垢の蓄積が一目瞭然

虫歯の治療では、レントゲン写真を撮ることがあります。このレントゲンを見れば、歯の表面に付着した歯垢の蓄積具合がはっきりとわかるのです。普段から歯磨きをサボっていると、歯の隙間が真っ白に写ってしまいます。これは歯垢がびっしりと詰まっている証拠なのです。虫歯の段階や深さだけでなく、歯磨き不足もレントゲン写真からバレてしまうといえるでしょう。歯科衛生士さんに歯石を取ってもらう際にも、こうした歯垢の付着具合をチェックされます。

正直に話すのが一番

歯医者さんに「歯磨きをサボっていました」と正直に話すのが一番です。隠そうとしても、プロの目にはすぐにバレてしまいます。むしろ、正直に話した方が信頼関係を築けるでしょう。歯磨きが大切だとわかっていても、なかなか習慣づけられないのは誰にでもあることです。そんなときこそ、歯医者さんに相談してみましょう。歯磨きのコツやモチベーションの上げ方など、アドバイスしてもらえるはずです。恥ずかしがらずに、歯医者さんと一緒に歯磨き習慣を身につけていきましょう。

急いでいたと伝えるのもアリ

どうしても言い出しにくいという場合は、「今日は急いでいたので歯磨きできませんでした」と伝えるのもひとつの方法です。たまにサボってしまうことは誰にでもあるでしょう。いつもきちんと磨いているのに、たまたま時間がなかったと言えば、納得してもらえるかもしれません。でも、あまり言い訳ばかりしていると、信用を失いかねません。言い訳をする前に、できるだけ歯磨きを習慣づけるよう心がけましょう。歯医者さんも、患者さんのことを思って歯磨きを促しているのです。

歯磨きしてない状態で歯医者に行く前にできる対策

待合室で歯を磨く

歯医者に行く前に歯磨きをする時間がなかったという場合は、待合室で歯を磨くのもひとつの方法です。最近は、歯医者の待合室に歯ブラシセットが用意されているところもあるようです。もし用意されていなくても、自分で歯ブラシとコップを持参しておけば、診療までの間に歯磨きができるでしょう。もちろん、診療台で先生に見てもらう前に、しっかりとうがいをするのを忘れずに。待合室が混雑している場合は控えめにしたり、洗面台の使用時間に気をつけたりする配慮も必要かもしれません。でも、歯磨きをしてスッキリした状態で診療に臨める利点は大きいはずです。

歯磨きガムやマウスウォッシュで口内清潔に

歯ブラシがない環境でも、歯磨きガムやマウスウォッシュを使えば、ある程度は口内を清潔に保てます。歯磨きガムを噛むことで、歯に付着した汚れを浮かせて唾液で洗い流す効果が期待できるでしょう。さらに、歯磨き粉成分が配合されているタイプなら、歯を白くする効果もあるかもしれません。一方、マウスウォッシュを使えば、歯と歯ぐきをすみずみまで洗浄できます。殺菌成分が入っているタイプなら、口臭予防にもつながるでしょう。ただし、ガムもマウスウォッシュも歯ブラシの代わりにはならないので、あくまで応急処置として使うようにしましょう。

歯医者に行く前の食事は避ける

歯医者に行く直前の食事は、できるだけ避けるようにしましょう。特に、歯に着色しやすい食べ物は要注意です。ケチャップやカレー、ホウレンソウなどを食べると、歯の表面に色素が付着してしまいます。コーヒーや紅茶、ワインなども同様の効果があるでしょう。歯が着色した状態で歯医者さんに診てもらうのは、あまりスマートではありません。どうしてもお腹がすいてしまった場合は、歯垢が付きにくいヨーグルトやゼリーなどを食べるのがおすすめです。診察までに時間があるなら、軽くブラッシングをしておくのもいいかもしれません。

コーヒーや紅茶はNG

歯医者に行く前のコーヒーや紅茶は、避けたほうが無難でしょう。これらの飲み物に含まれるタンニンという成分は、歯を着色させてしまうからです。一度ついた着色汚れは、歯磨きでは落ちにくいのが特徴。それでなくても歯磨き不足が気になるというのに、着色までしてしまっては診療台で恥ずかしい思いをすることになりかねません。コーヒーや紅茶の代わりに、ノンシュガーのお茶や白湯を飲むのがおすすめです。カフェインレスのハーブティーなら、リラックス効果も期待できるかもしれません。歯を白く見せたいなら、ミルクを足すのもひとつの手でしょう。

口臭ケアも忘れずに

歯磨きをしばらくサボっていると、口臭が気になってくるものです。歯医者さんに口臭をチェックされるのは恥ずかしいですよね。ですので、歯医者に行く前には、口臭ケアも忘れずに行いましょう。手っ取り早いのは、市販の口臭ケアグッズを使うことです。噛むブレスケアグッズなら、唾液の分泌を促進して口内を浄化する効果が期待できます。スプレータイプなら、瞬時に口臭を消すことができて便利でしょう。ただし、あまり使いすぎるとかえって口内環境を悪化させる可能性もあります。口臭の原因を解消することが、何より大切だと覚えておきましょう。

ポケットサイズの歯ブラシセットを持ち歩く

急な歯医者通いに備えて、ポケットサイズの歯ブラシセットを持ち歩くのもおすすめです。コンパクトな歯ブラシ、ハミガキ粉、マウスウォッシュのミニボトルがセットになった商品が、ドラッグストアなどで売られています。鞄やポーチに入れておけば、いざというときに重宝するはずです。使い捨てタイプのものなら、衛生的に使えて便利でしょう。折りたたみ式の歯ブラシなども、かさばらずに携帯できます。自分に合ったセットを見つけて、うまく活用してみてはいかがでしょうか。いつでもどこでも歯磨きができる環境を整えることが、虫歯や歯周病の予防につながるといえるでしょう。

虫歯や歯周病が気になるなら早めに受診

歯磨きが不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。少しでも歯に違和感があるなら、早めに歯医者さんに相談するのがベストな選択といえるでしょう。「しばらく歯医者から遠ざかっていたから」と言い訳をするのはやめましょう。むしろ、「もっと早く来院すればよかった」とさりげなくアピールするくらいの方が良いかもしれません。虫歯は進行が早いので、あっという間に神経まで到達してしまいます。また、歯周病は自覚症状が乏しいので、気づいたときには手遅れということも。定期的な歯科検診を受けることが、お口の健康を守る近道なのです。

虫歯があるのに歯磨きをサボっている人へ

定期的な歯磨きは虫歯予防に不可欠

虫歯があるのに歯磨きをサボってしまうと、そのうちに歯を失ってしまうリスクが高くなります。虫歯の原因である細菌は、歯磨きをしないとどんどん増殖してしまうのです。細菌が出す酸によって歯が溶かされ、やがて神経まで到達すれば激しい痛みに襲われることでしょう。定期的な歯磨きは、細菌の繁殖を防ぐために欠かせません。すでに虫歯になっている歯も、こまめに磨くことで進行を遅らせることができるはずです。痛くなってから歯医者に駆け込むよりも、今から歯磨きを習慣づけることが大切だといえるでしょう。一日3回の歯磨きを心がけて、虫歯予防に努めていきましょう。

正しい歯磨き方法を身につける

「歯は磨いているのに、なぜ虫歯になるのだろう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。その原因のひとつが、歯磨きの方法が間違っていることです。ただ歯ブラシを動かしているだけでは、虫歯や歯周病のリスクを十分に下げることはできません。大切なのは、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間など、汚れが溜まりやすい部分をしっかりと磨くことでしょう。歯ブラシの毛先を歯に45度に当てて、小刻みに振動させるようにして磨くのがコツです。歯磨きの仕方が分からないという方は、ぜひ歯科衛生士さんに教えてもらいましょう。歯医者で専門的な指導を受けることで、正しい歯磨きの方法が身につくはずです。

フッ素配合の歯磨き粉がおすすめ

虫歯予防におすすめなのが、フッ素配合の歯磨き粉です。フッ素には、歯の表面を丈夫にしてむし歯菌から守る効果があることがわかっています。特に、すでに虫歯のある方は、フッ素の力を借りることで進行を抑えられるかもしれません。一方、ホワイトニング成分が入った歯磨き粉は、とかく歯を傷つけやすいので控えめにしましょう。薬用成分が配合された歯磨き粉なら、口臭予防にも役立つでしょう。最近は、天然由来の歯磨き粉も人気があります。自分の歯の状態に合ったものを選ぶと良いですね。歯医者さんや歯科衛生士さんに相談するのもひとつの方法かもしれません。

歯間ブラシやデンタルフロスも活用

歯ブラシだけでは磨ききれない部分もあるので、歯間ブラシやデンタルフロスも活用しましょう。歯と歯の間に挟まった食べかすは、虫歯の温床になってしまいます。細い歯間ブラシを使えば、歯間の奥までしっかりと掃除できるはずです。歯並びがガタガタしている方なら、ワンタフトブラシがおすすめ。一方、歯と歯の間に隙間がほとんどない方は、デンタルフロスの出番です。フロスを歯間に沿って上下に動かすことで、歯垢を絡め取ることができます。初めは面倒に感じるかもしれませんが、虫歯予防のためにも歯間ケアを習慣づけましょう。コツをつかめばそれほど時間はかからないはずです。

リスクの高い間食習慣を見直す

歯磨きをこまめにしていても、食生活が乱れていたのでは虫歯のリスクが下がりません。特に、甘いお菓子や炭酸飲料の摂り過ぎは、虫歯の大きな原因になるのです。むし歯菌は糖分を栄養にして増殖するため、間食の回数が多いと歯が溶けてしまうのも早くなるでしょう。コーヒーや紅茶に含まれるタンニンも、実は歯の大敵。着色汚れが付きやすくなるだけでなく、歯を溶かす酸の働きを助長してしまいます。虫歯を防ぐためにも、ジャンクフードは控えめにして、野菜中心の食事を心がけましょう。どうしても間食したくなったら、チーズやヨーグルトを選ぶのが賢明です。

年に1〜2回は歯科検診を

虫歯や歯周病の早期発見・早期治療のためにも、定期的な歯科検診が大切です。自覚症状がなくても、年に1〜2回は歯医者で診てもらうのが理想的でしょう。レントゲンを撮れば、肉眼では見えない部分の虫歯も見つけられます。初期の段階なら、削らずに済む可能性も高いはずです。歯垢や歯石を定期的に取ってもらうことも、虫歯予防につながります。歯科衛生士さんによるブラッシング指導を受けられるのも嬉しいですよね。歯磨きが面倒に感じる時期もあるかもしれません。そんなときは、歯科検診を予約して、モチベーションを上げるのも効果的ではないでしょうか。

自分の歯で過ごすために今日から歯磨き習慣を

「人工の歯になったら、もう歯磨きしなくていいかな」なんて考えたことはありませんか?でも、入れ歯やインプラントになっても、毎日のお手入れが必要なのです。むし歯菌は総入れ歯の裏側に潜んでいて、入れ歯性の口内炎を引き起こすことがあります。歯がなくなってしまったら、もうお口の健康を考えなくていいというわけではないのです。歯があるうちから、しっかりと歯磨き習慣を身につけておくことが何より重要でしょう。「一生自分の歯で食事がしたい」と思うなら、今日からでも遅くはありません。歯医者と二人三脚で、むし歯に負けない健康な歯を目指していきましょう。

歯磨きしてない状態で歯医者に行くのはバレる?

項目 ポイント
歯磨きしてないことは歯医者にバレる
  • 歯垢の付着具合から判断される
  • 独特の口臭でわかってしまう
  • 歯茎の炎症状態から推測される
  • レントゲン写真で歯垢の蓄積が一目瞭然
歯医者に行く前にできる対策
  • 待合室で歯磨きをする
  • 歯磨きガムやマウスウォッシュを使う
  • 歯の着色を防ぐために食事に気をつける
  • 口臭ケアを忘れずに
虫歯を防ぐための歯磨き習慣
  • 正しい歯磨き方法を身につける
  • フッ素配合の歯磨き粉を使う
  • 歯間ブラシやデンタルフロスを活用する
  • 間食を控えめにする
  • 定期的な歯科検診を受ける

歯磨きをしないで歯医者に行くのは、正直おすすめできません。歯垢の付着具合や口臭、歯茎の状態から、歯磨きをサボっていることはバレてしまうのです。せっかく歯医者さんに診てもらうなら、自分のお口の現状を偽りなく見せるのが賢明でしょう。

とはいえ、どうしても歯磨きができないこともあるかもしれません。そんなときは、待合室で歯を磨いたり、ガムやマウスウォッシュを使ったりして、できる範囲でお口をきれいにしておくといいですね。ただし、そんな小手先の対策よりも大切なのは、普段からの歯磨き習慣です。

虫歯や歯周病のリスクを減らすためには、正しい歯磨きの方法を身につけ、こまめにケアを行うことが欠かせません。フッ素配合の歯磨き粉を使ったり、デンタルフロスにも挑戦したりしながら、自分に合ったオーラルケア方法を見つけていってください。

さあ、あなたも今日から意識的に歯磨きをする習慣をつけてみませんか。歯医者さんに胸を張って通えるよう、自分の歯と向き合っていきましょう。

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